エヌビディア決算とジャクソンホール会議の背景で、AI拡大と金利上昇が同時進行する局面を糸島氏が9月相場の展望として語る。日米の金融政策次第で日経平均の動きが左右される見通しだ。
31日の東京市場は朝方売られた後に買い戻され、日経平均は6万6000円台で高値引けとなった。ジャクソンホール会議を受け、米金利の先高観が意識されるなか、次の焦点は日米中銀の政策決定会合へ移る。
糸島氏は、6万円から7万円のレンジが濃厚だが、金利上昇の程度次第でレンジ内でも上下がぶれる可能性を指摘する。エヌビディアの決算は予想を上回り来期見通しを示したが、AI投資への過剰懸念は和らいだとの見方を示した。
AI需要の拡大と金利上昇の2つの要因が9月相場を作る。日経は引き続き大きな上昇は限られる一方、金利高の恩恵を受ける銀行株などバリュー株に資金が流れやすいとの見方だ。
日銀の利上げはほぼ確実とされるが、米国が据え置きを選択すればAI・半導体関連株の一時的なリバウンドが期待できる可能性もある。もし利上げが続く場合は内需系高配当株の投資妙味が増す。
イラン情勢が日経平均を左右する可能性が残る。停戦が実現しホルムズ海峡の通航が安定すれば日経は8万円突破も、情勢悪化なら5万円台へ下振れするリスクがある。