南アフリカランドは昨年の上昇局面から一段安となった後、10円の大台を2度阻まれつつ反発局面に入りつつある。本文は安値圏からの戻りと、10円突破を巡る動きを伝える。
ランド円は昨年4月に7.2円台で推移していたが、年末には9.4円台に達するなど上昇局面を築いた。今年初めも高値圏の動きを見せていたが、米国とイランの対立を背景としたリスク回避の進行で資金が流出し、ランドは対ドルで売られた。7月と8月には心理的節目の10円大台を2度、上値抑制の側面として意識され、日本の当局による円買い介入も影響した。
9月以降は中東情勢の緊張継続と米金利上昇の影響でドル高・ランド安が進み、ランド円は9.4円付近まで下げた。しかしその後は反発の動きが見られている。
メキシコペソ円は10月に入ってもペソ売りが目立ち、ランド円と対照的な動きとなっている。
今回の動きを受け、今後の動向には10円大台突破の可能性が注目されるが、本文は断定的な投資判断を示さず、データに基づく事実の伝達のみを行っている。