8月の米株高・日本株高をはじめ、各国のGDP成長率・金利動向・為替の動きが広範に確認された。本文では月次の市場動向と景気・政策の最新動向を整理する。
本報は、8月の市場動向を総括する形で、株式・債券・為替・リートなどの動きを概観する。株式市場では米株が堅調に推移し、日本株も上昇し、主要指数の上げが目立った。日米欧の景気動向は引き続き相対的に良好で、各地域のGDP改定値や成長見通しが示された。
景気動向の現状として、米国・欧州・日本のGDP成長率が示され、特に米国・欧州の成長率改定値が更新された。日本は4-6月期の実質GDPの初回速報値でプラス成長を示した一方、内需の弱さと外需の寄与が複合的に影響した。中国・豪州の成長率動向も併せて記録された。
金融政策の現状・見通しでは、FRBの利上げ確率やECBの利上げ見通しが議論された。日銀の金融政策については、物価・賃金動向の影響が引き続き注目され、長期金利の動向にも影響を与えると分析された。各地域で長期金利の動きが相場を左右する構図が確認された。
債券・株式・為替・リートの動きでは、米長期金利の上昇や欧州の金利上昇期待が継続し、日本の長期金利上昇にも警戒感が広がった。株式は米国・日本共に堅調な企業業績見通しが示され、為替は円安基調、ドル高・ユーロ高の動きが併存した。リート市場は金利動向に左右されつつ、都心賃料の上昇など国内要因も影響した。