米財政懸念を背景にドル安が進む局面で、金をはじめとする貴金属相場への資金流入が強まり、金関連銘柄の物色が活発化している。
米国の財政懸念を背景にドルが下落する局面が生じるたび、金をはじめとする貴金属相場に資金が流入する傾向が強まっており、その流れを受けて金関連・貴金属関連銘柄への投資需要が高まっていることが注目されている。
ニューヨーク金先物は7月に一時1トロイオンス4000ドルを割り込む場面があったが、8月に入り戻り歩調となり4700ドル台まで上昇した。銀・プラチナ先物も同様に上昇傾向を示し、仮想通貨市場も連動して上げ足を速めた。
ドル安の背景には米国の財政赤字拡大リスクが影響しており、8月18日時点で連邦債務残高が史上初めて40兆ドル台に乗ったことが取り上げられている。これにより貴金属相場の上昇が業績押し上げ要因となるとの見方が広がっている。
注目銘柄として住友金属鉱山、東邦亜鉛、三菱マテリアルなど金地金や金相場と連動する銘柄が挙げられ、貴金属関連ETFとしてSPDRゴールド・シェアやWisdomTree系ETF、純金上場信託などが併せて注目されている。