キオクシアと米サンディスクが国内で総額5兆円の共同投資を発表。北上工場の新棟(K3棟)建設を核に、2029年度の稼働開始を目指すほか、四日市工場の設備増強と合弁契約の延長が明らかになった。
半導体メモリ大手のキオクシアと米サンディスクのトップが8月27日に首相官邸を訪問し、政府支援を前提とした日本国内での総額5兆円規模の大規模共同投資を6年間で実施する方針を報告した。AI需要の拡大に対応するため、次世代フラッシュメモリーの安定供給と生産体制の強化を目指す。これまでの25年以上の協業と過去の累計設備投資9兆円を踏まえ、長期的な体制を築くとされている。
今回の投資の中核となるのは、岩手県北上工場の新製造棟「K3棟」で、投資額の約1兆8000億円が充てられ、2029年度中の稼働開始を目標としている。併せて三重県の四日市工場でも市場動向を見極めつつ設備増強を進め、同工場の合弁契約を2034年12月まで延長することが決定した。日米連携による長期的な安定供給体制が今後も維持される見込みである。