キオクシアと米サンディスクが岩手県北上市の北上工場に新棟を建設し、2029年度中の稼働を目指す。国内投資は2032年までに約5兆円を計画し、政府の支援を前提として進める。
半導体メモリ大手のキオクシアと米サンディスクは、2032年までに日本国内で総額約5兆円を投じる計画を発表した。投資は主にフラッシュメモリの増産を目的とし、北上工場を含む岩手県と四日市工場を対象とする。
北上市の北上工場には新たに第3製造棟を建設する予定で、2029年度中の稼働を目指す。新棟は第2製造棟の南側に位置し、初期インフラ整備に約1兆円が投入される見通し。具体的な着工時期や装置導入は今後市場動向を踏まえて決定される。
両社は首相官邸を訪問し、高市早苗首相へ投資計画を報告した。政府による継続的かつ戦略的な支援が不可欠であると説明し、官民連携による投資拡大を歓迎する意向が示された。
今回の5兆円規模の投資は政府補助金の支給を前提として計画されており、過去25年以上にわたり日米の協力関係を築いてきた。北上工場での最先端製品の量産と四日市工場での広範な製品群の生産体制を整え、AI社会のデータストレージ需要に対応する。