為替の大規模介入の歴史と直近の事例を整理し、年間・シリーズ別の介入額とその影響の見通しを紹介する。
本文は、日本の為替当局による大規模な介入の実績を時系列で振り返り、年度別の介入額の推移と過去の代表的な局面を取り上げている。2003年には年間介入額が最高の約20兆4千億円に達し、長期にわたり米ドル買い・円売りが行われ、2004年3月までの合計は約35兆円に上ったという。
2024年には年間介入額が約15兆3千億円となり、円安方向の動きを止める意図での介入が実施された。これを受け、介入後すぐに円高へ反転する局面が生じたとの説明があるほか、2011年には約14兆2千億円の介入が行われ、1米ドル=100円を超える水準を止めたとされる。
最近の事例としては2026年、ゴールデンウィークと夏場にかけての2局面で円安阻止の介入が行われ、総額が20兆円を超える可能性が指摘されている。短期・長期の需給変化の影響を踏まえ、これらの介入が中長期の為替相場に与える影響にも注目が集まっている。