Tri Chemical Laboratoriesは2027年1月期第2四半期決算で、半導体材料の需要が計画を上回り中間期として過去最高を更新。売上高は147億円、前年同期比18.8%増、通期の売上高は295億円へ上方修正した。
半導体材料の需要が旺盛で、特に中国向けDRAM向けHigh-k材料と台湾向けの需要が牽引役となった。売上高は期初計画を約10億円上回る147億円となり、営業利益は38億円、ともに前年同期を上回って過去最高を記録した。為替前提は1ドル155円に見直され、顧客の設備投資前倒しにより生産能力の増強投資を前倒しする方針が示された。中国の合弁会社アドトリケムの量産開始は2028年頭を目標とする計画で、海外拠点の拡大が進む。
地域別では中国と台湾の売上が大きく伸長し、日本向けはゲルマニウム材料の調達難と光ファイバー向け材料の販売停止により減収となった。製品用途別ではHigh-k材料が引き続き最大の柱であり、Metal材料やOther用途の成長も寄与したが、日本市場のマイナス要因が全体の伸びを抑制した。
通期予想は売上高295億円、営業利益74.5億円、経常利益87.2億円、当期純利益65.7億円へ上方修正、為替前提は150円→155円へ変更。中期計画の2年目に近い水準へ到達したことを社長が強調し、南アルプス工場第一製造棟第二ラインや台湾工場、上野原第二工場といった設備投資の前倒しを検討。アドトリケムの2028年初頭の量産開始に向け、現地ニーズに合わせた生産体制の強化を進める。
なお中期経営計画の更新時期は2027年3月半ばとされ、外部環境の見通しではAIを中心とした先端半導体需要の拡大が継続するとされている。