明治ホールディングスは松田克也CEOの下で、食品と医薬の融合を軸とする新事業構想と独自指標「明治ROESG」を打ち出した。売上1000億円・利益率30%を目指す成長戦略を掲げる。
明治グループは食品と医薬の両事業を活かす事業ポートフォリオの変革を進め、社会課題の解決と収益性を結びつける独自指標「明治ROESG」を導入した。ROEとESGの両方を評価軸に据え、持続的成長を目指す。
自然資本を事業の根幹と位置づけ、温暖化の影響で酪農やカカオ調達が不安定になる可能性を指摘。カカオベルトの安定生産を見据え、カカオ由来の新素材開発や未活用資源の活用を進めている。2022年から「ひらけ、カカオ。」プロジェクトを展開。
カカオハスクを利用したボールペンやカカオ由来のバイオプラスチックなどの新たな価値創出にも取り組み、カカオセラミドを配合したチョコレート「カカオボーテ」やカカオバイオプラスチック素材のトレーなどの製品・素材開発を進行中。
松田氏はROESGの考え方を通じて、社会課題の解決を事業成長につなげる方針を強調。健康価値を軸にブランドを変革し、長期的な企業価値の創出を目指す意図を示した。