三生医薬の山田和永社長が就任後の方針として、GMP対応の強化と米国を中心とした海外市場の拡大、社内改革を通じた生産性向上を語っている。現場出身の経営のもと、納期短縮と高付加価値製品の推進が重点となる。
米国を本拠地とする3Mで24年を過ごした山田和永氏が、三生医薬の代表取締役社長に今年4月就任した。取材日は東京支店を訪問した日で、現場経験を活かしたリーダーシップについて語った。
山田氏は社長就任を「製造出身者を社長に置く理由は現場理解を深めるため」と説明し、GMPの考え方や衛生管理の重要性を強調した。国内外の規制対応を前提に、米国GMP基準に合わせる方針を示した。
海外展開については米国と東南アジアを重点市場として挙げ、国内市場の成長局面回帰を待つのではなく、海外拡大を通じて事業の安定化を図る考えを示した。
強みとして顧客課題の把握力、企画提案力、確かな品質の3要素を挙げ、受注量の変動に左右されず高付加価値技術で商品を支える戦略を掲げた。
山田氏はコスト増と商品売価の間での課題解決に向け、社内の無駄を省くとともに生産性を高め、納期の短縮にも意欲を示した。