WRC第12戦ラリー・チリ・ビオビオでオリバー・ソルベルグが今季2勝目を挙げ、TOYOTA GAZOO Racingが6年連続マニュファクチャラーズタイトル獲得を目前に迫る。開幕戦以来の勝利を手にしたソルベルグの逆襲劇と、チームの総力が結果につながった幕開けを伝える。
2026年のWRC第12戦ラリー・チリ・ビオビオは、南米の未舗装路で最終日を迎え、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオリバー・ソルベルグが今季2勝目を獲得した。デイ1で首位に立ち、デイ2終了時点で総合2位のエバンスとの差を19.1秒まで広げ、最終日にトップを守り切った。
チーム内では勝田貴元が前半戦で2連勝を飾り、エバンスとオジエがそれぞれ2勝ずつ、さらにパヤリが3連勝を記録するなど、周囲を固める走りを見せていた。ソルベルグは開幕戦以来の勝利を取り戻す形となり、チームは歴史的な成績の一因となる可能性を高めた。
最終日のSS13でエバンスが猛追する展開となるが、ソルベルグはSS14で自ら最速タイムを叩き出し、エバンスとの差を縮めさせなかった。迎えたSS15ではエバンスがタイヤを痛め2分以上ロス、総合5位へ後退したことでソルベルグのリードがさらに広がり、SS16のパワーステージでもトップタイムを記録して今季2勝目を確定させた。
この勝利に対して関係者は、ソルベルグがトヨタで走ることを長年の夢と語り、チームが彼を支え信じてくれたとコメントした。表彰台での笑顔には、長い苦境を共に乗り越えてきた仲間への感謝の気持ちが込められている。