FRBが25bp利上げ、日銀は1.25%へ引き上げ、米ドルDXYは100.30付近を維持。国債市場の財政圧力と地政学的ショックが同時進行で市場動向を左右している。
主要中央銀行は物価上昇に対抗するため政策を再調整している。FRBは25ベーシスポイントの利上げを実施し、政策金利は3.75%〜4.00%に引き上げ、年内の追加利上げの可能性も示唆された。米ドル指数は100.30近辺で推移している。
日本銀行は7対2の投票で短期金利目標を1.25%へ引き上げたが、フォワードガイダンスは慎重で市場のタカ派予想には届かなかった。これにより利回り差が拡大し、円の弱含みが続く可能性が警戒されている。一方、RBAは高い物価上昇リスクからさらなる引き締め期待が高まっている。
国債市場の脆弱性が財政圧力の高まりとともに顕在化している。欧米の国債利回りが上昇し、固定利回り資産から資金が流出する動きが続く。IMFは世界の高水準債務に警鐘を鳴らし、財政赤字の縮小と再建を求めている。
地政学的緊張とエネルギー市場のリスクがインフレと市場ボラティリティを押し上げている。中東・東欧の対立による供給リスクが高まり、ディーゼル・ガソリンなどの価格が高水準で推移。エネルギーショックは金利長期化の背景要因として観測されている。