PayPal株は8月28日に時間外取引で一時16%安まで下落し、終値は53.66ドルと前日比12.71%安となった。ストライプとアドベントによる約530億ドル規模の買収提案が白紙化したと報じられている。
米国時間の8月28日、PayPal株は取引開始前の時間外取引で一時的に16%安となり、立ち会い時間に入っても株価は53.74ドル前後で推移した。終値は前日終値比12.71%安の53.66ドルとなり、前日には買収提案への期待感から株価が上昇していたものの勢いを失った。
買収提案はストライプとアドベントがPayPalを1株60.50ドルで買収するという水準で伝えられていた。評価額は約530億ドル(8兆4800億円)超とされていたが、ブルームバーグは27日夜に両社が買収を追求していないと報じた。
この動きを受けてPayPalの時価総額は報じられた額の水準に近い評価となり、28日終値時点の時価総額は約526億ドル(8兆4160億円)とされていた。買収の報道後、同社株は7月以降にかけて上昇していたが、今回の白紙報道で再び不透明感が広がることになった。
PayPalはApple PayやGoogle Payなど競合決済サービスとの競争激化に直面しており、成長鈍化への対応として経営陣の刷新や人員削減などを進めている。