ファーストリテイリングは2026年版で、2028年8月期に売上収益5兆円を目指す中期戦略を示し、2025年8月期の実績と2026年8月期の見通しを公表した。
2025年8月期の連結業績は海外ユニクロ事業の堅調により売上収益3兆4,005億円、営業利益5,642億円、税引前利益6,505億円、当期利益4,330億円となった。次期となる2026年8月期の通期連結業績予想は、売上収益3兆9,000億円(前期比14.7%増)、営業利益7,000億円(同24.1%増)、税引前利益7,400億円(同13.7%増)、当期利益4,800億円(同10.9%増)へと上方修正している。
店舗網を中心とした事業基盤強化を進め、2026年8月期末の店舗総数はグループ全体で3,594店舗を見込む。国内ユニクロ792店舗、海外ユニクロ1,725店舗、ジーユー484店舗、グローバルブランドは548店舗となる見通しで、海外展開の拡大が顕著である。
最新の事業方針として、価値創造の商売の進化、在庫削減と欠品撲滅の両立、質的な店舗網の進化を掲げ、長期的には売上収益10兆円を目標の中間点として位置づけ、2028年8月期を目途に5兆円の売上収益達成を目指している。
欧州子会社の強化として、英国のFAST RETAILING EUROPE LTDへ大幅増資を実施し特定子会社化、フランス子会社FAST RETAILING FRANCE S.A.S.は法的再生手続を開始、ジーユーの代表取締役には黒瀬友和氏が就任した。
従業員の状況・D&I推進では、従業員総数は59,522名(提出会社は1,572名を含む)、女性管理職比率を2030年目標として50%、日本国籍以外の管理職比率を80%を掲げているが、2025年8月末時点の実績は女性管理職比率45.5%、日本国籍以外管理職比率53.6%となっている。