17日の東京市場でドル円は日銀会合を控え円買い優勢となり、午後に155円72銭まで下落した。ユーロ円もつれ安となり、クロス円は全面安の様相を呈した。
17日の東京市場でドル円は下落した。午後には155円72銭まで値を下げ、日銀金融政策決定会合の結果公表と植田総裁の記者会見を控え市場は円買いを優勢としていた。午前中は156円台前半でもみ合っていたが正午過ぎに156円を割り込んだ。ユーロ円は178円58銭までつれ安し、クロス円はほぼ全面安となった。
市場の関心は日銀が0.25%の利上げを実施した後の姿勢に集まり、追加利上げのペースや時期に関するシグナルが焦点となっている。植田総裁の記者会見でタカ派的な姿勢が強まるかどうかが円相場の方向性を左右すると見られている。
前日16日の取引では日銀の利上げ加速期待を背景にドル円は155円49銭をピークに下落、日銀の利上げ観測が重しとなり上値は重かった。米国ではFOMCが政策金利を4.00%へ引き上げ、長期の見通しが上方修正されたが日米金利差の縮小を意識した動きが続いた。日銀会合は17日から18日へかけて開催され、0.25%の利上げは確実視される一方、追加利上げの道筋には見方が分かれている。
取引レンジの内訳として、ドル・円は安値155円72銭・高値156円32銭、ユーロ・円は178円58銭・179円22銭、ユーロ・ドルは1.1456~1.1473ドルの範囲で推移した。日銀の政策変更が円高圧力として作用しやすい状況が続き、特にクロス円で円買いの動きが顕著だった。