日銀総裁の植田和男氏は、今月の金融政策決定会合を含め追加利上げを毎会合で議論する方針を示した。物価目標の2%到達が“かなり近づいている”との認識を示し、利上げのペースはデータや市場動向を踏まえて検討すると述べた。
日銀の植田和男総裁は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後の記者会見で、追加利上げについて「次回の金融政策決定会合を含め、毎回の会合でしっかりと議論する」と説明した。
基調的な物価上昇率は「かなり2%に近づいている」との認識を示し、物価目標の達成に自信を示した。前回決定会合後に公表された経済指標は「見通しに大体沿ったデータが出ている」と指摘した。
利上げのペースは中東情勢や為替市場の動向も踏まえて検討していく考えを示した。市場では次回会合での利上げを織り込む見方が強いが、日銀は日々の市場動きにはノーコメントとした。