Sincとサステナブル・ラボが業務提携を締結。非財務データの分析と統合報告の実装を一体化して企業価値向上を支援する体制を形成します。
Sincは非財務データ分析を手がけるサステナブル・ラボと業務提携を発表しました。提携の狙いは、ESGや人的資本といった非財務の取り組みと企業価値の関係性をデータで分析・可視化し、その結果を統合報告書などの開示物へ実装する点にあります。両社は分析・戦略設計・開示物制作の全プロセスを一体で支援する体制を整える予定です。
提携の背景として、日本では非財務情報の開示が法定開示へ移行する動きが進む中、投資家などの説明責任がより具体的なデータに基づくことを求められています。SBJの基準公表や2027年以降の適用拡大が見込まれ、統合報告書の制作や経営ストーリーの翻訳を一貫して行える体制が重要視されています。
共同提供されるサービスとして、非財務の可視化と統合報告の高度化(中核サービス)、AI可読性診断と開示改善、地域企業・金融機関向け支援の3点が挙げられます。TERRASTを活用したデータ分析と自社データの統合により、財務指標との関連性を示すKPIの提案や開示物の実装が想定されています。
今後は上場企業・中堅企業を対象に共同提案を進め、地域ネットワークを活かした地域企業支援へ展開する計画です。AI可読性診断による改善指示と実装を一つのチームで担う点が特徴とされ、長期的には自治体や教育機関との連携も視野に入っています。