東海旅客鉄道の株価は3,935円〜4,003円でのもみ合いとなり、直近は4,000円近辺で方向感を欠く動きが続いている。
8月末から9月初にかけての直近の値動きは、株価が3,935円から4,003円のレンジで推移し、9月3日前場には3,932円まで小反落している。出来高は8月28日に前日比で大きく増加し、取引の集中がみられたが、終値は3,935円で終えている。
日系大手証券は9月1日に中立を据え置きつつ目標株価を4,100円へ引き上げた。一方、8月27日には2027年3月期の経常予想が前週比1.3%低下したと伝えられている。評価材料は強弱が入り混じる状況だ。
技術的な動きとして、8月21日に25日移動平均線を上抜けし、8月25日〜26日にゴールデンクロス、9月3日前場にはMACD買いサインが継続していた。短期的にも改善の兆候が断続的に示される一方、株価は依然として横ばい圏にとどまる。
27年3月期第1四半期の公表ベースでは、営業収益は4,927億円(前年同期比3.0%増)だった一方、営業利益は前年同期比0.9%減。通期の営業利益は7,020億円へ15.4%減益予想となっており、利益面は重い局面が続く見通しだ。
9月1日にJR東海が大規模地震を想定した防災訓練を実施したと報じられており、これは本業の輸送継続に直結する運行体制の検証に関する話題で、株価材料としての影響は限定的と見られる。