先日の日米協調介入でドル円相場に一定の抑制効果が生まれ、今後もインフレ予想に影響を与える可能性が指摘されている。日銀の追加利上げ見通しに市場は注目している。
先日の日米協調介入はドル円相場に大きなインパクトを与えたとされ、7月後半には165円前後の円安を想定する見方が強かったが、現在の時点では165円を超える動きも160円を試す動きも見られない。
為替市場の抑制効果が一定程度表れていると評価されており、円安トレンド自体が一気に反転する可能性は低いが、投機的な円売りのハードルは上がった。これにより輸入物価への影響を通じたインフレ予想の修正が促される可能性がある。
日銀は基調的な物価上昇率を重視しており、インフレ予想の動向は今後の政策判断の重要な根拠の一つとして注目される。市場では9〜10月の利上げが確実視されているものの、今後のペースが維持できるかは不確実性が残る。
家計・企業の短期・中長期のインフレ予想の動向を踏まえ、為替見通しの修正が物価見通しにつながる可能性が高いとみられる。