JFEホールディングスが2027年3月期2QのIFRS連結決算を公表。鉄鋼事業の黒字化や全セグでの増収増益が目立ち、通期計画の上方修正を示唆した。
JFEホールディングスは2027年3月期第2四半期のIFRS連結決算で、売上高は2兆4,004億円(前年同期比7.5%増)、事業利益は767億円(前年同期比増)、税引前利益は706億円、親会社の所有者に帰属する中間利益は537億円となった。円安効果と操業改善が寄与し、全体として大幅な増収増益を達成した。事業別では鉄鋼が価格改定と棚卸資産評価益の恩恵を受け赤字から黒字へ転じ、エンジニアリングと商社も増収増益を確保した。環境分野の案件拡大や高付加価値分野への収益構造の転換も進んだ。
財務面では総資産が6兆1,672億円まで拡大し、現金及び現金同等物は1,817億円を確保した。株主還元は中間配当40円と通期配当予想80円を維持し、財務基盤の安定と成長投資の両立を目指している。会社側は通期予想を上方修正し、売上高4兆9,000億円、事業利益1,950億円、当期利益1,300億円を見込む。一方、中東情勢の長期化によるコスト上昇や鋼材需給の変動には引き続き注意が必要とされている。