テスホールディングスは連結子会社を通じ、鹿児島県伊佐市の太陽光発電所に約5MWhの蓄電池を併設する工事を受注した。納入は2027年10月を予定し、FIP移行に合わせたエネルギー運用の高度化と収益性向上を目指す。
テスホールディングスは、グローバル・インフラ・マネジメントが運営するファンドのSPCから、鹿児島県伊佐市の太陽光発電所へ蓄電池を後付けする工事を受注した。導入される蓄電池は伊藤忠商事およびBYD製で、出力は約1,990kW、蓄電容量は約5,018kWhとなる。
FIP制度への移行に伴い、日中の出力制御を蓄電池で蓄え、需要が高い夕方以降に放電する運用が想定される。蓄電池併設は発電事業者の収益性向上だけでなく、地域系統の安定化やCO2排出量の削減にも寄与するとみられる。テス・エンジニアリングは2027年10月の稼働を目指して工事を進める方針だ。
鹿児島現場の受注は、ファンド投資を受けるSPCによるもので、蓄電池システムの後付け工事が中心となる。PCS出力は約1,990kW、蓄電容量は約5,018kWhの構成で、現行のFIT発電所をFIPへ転換する点がプロジェクトの核心となる。
中期経営計画「TX2030」では蓄電池関連事業を成長の柱に据え、蓄電池の累積施工容量を150MWと設定している。今後は蓄電池EPC案件の拡大とFIT→FIP転換を組み合わせた提案を強化し、需給調整市場への参入など新たなビジネスモデル構築を目指す。