来週のドル円は米CPIの動向次第で上値が158円台前半へ、下値は157円前後を中心に展開する可能性がある。日米財務当局の動向や日銀の政策期待も市場の焦点となる。
今週のドル円は157.43円〜158.50円の約1円程度のレンジにとどまり、前回の想定レンジ内で推移した。米雇用統計の下振れと米長期金利の動きを背景に、上値は200日線付近の158.54円を前後に抑えられる展開が想定されている。
来週は米CPIを軸に展開が見込まれ、CPIが上振れれば米長期金利の上昇とともにドル高圧力が強まる可能性がある。一方、CPIが下振れれば157円台前半の支えを割り込む場面も想定され、翌日の小売売上高やPPIの数字が方向性を補強するとみられる。
上値の材料としては日米財務当局の発言警戒とG20会合が挙げられる。15日にバンコクで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議では日米財務当局の接触が意識され、円安けん制発言が再び上値を抑える材料になり得る。
日銀の追加利上げ観測については、物価の2%到達が示されるかどうかがカギとなる。政府関係者の発言や展望レポートの内容次第で、円相場の上下が分かれやすい局面が続くとみられる。