中日が来季の新監督に工藤公康氏を就任させることを正式決定した。名古屋市内の球団事務所での発表で、外部招へいによる再建方針が示された。
来季の新監督として元ソフトバンク監督の工藤公康氏(63)が就任することが決まり、8日に名古屋市の球団事務所で加藤宏幸球団社長がこの人事を明らかにした。工藤氏は「与えられた戦力でいかに勝つか」をテーマに、データ分析や映像活用を駆使して戦術を練るスタイルで知られており、外部からの経験と知見をドラゴンズに注入する狙いが説明された。
中日ドラゴンズは6年連続でBクラスが続き、11年以来15年間リーグ優勝から遠ざかっている。CS進出も12年以来14年間途切れており、再建には勝てる監督の招聘が求められているとの文脈が示された。工藤氏は米国のトレーニング施設やスタンフォードなどを訪問して知見を深め、近代的な組織運営にも通じる指導者と位置づけられている。
工藤氏はソフトバンク時代に日本一を5度達成した実績があり、トラッキングデータの活用や若手育成での数値主導の練習法にも精通していると伝えられた。今季の先発ローテーションの厚みを活かした采配と育成に期待がかかる一方、球団は外部からのコーチ・スタッフ起用にも触れており、監督就任を契機に再建を進める方針が強調された。