昨日の海外市場でドル円は158.93円付近へ下押し後、米長期金利の上昇で再びドル買いが進み159.45円付近まで上昇。ジャクソンホール会議を前に市場は様子見で推移する見込み。日銀副総裁の講演は材料不足との観測もある。
昨日の海外市場でドル円は一時158.93円付近まで下押ししたものの、その後米長期金利の上昇に連動してドル買いが強まり、日通し高値を159.45円付近まで更新した。ユーロ/ドルは値動きが限定的である。
東京市場ではドル円の動きは米国債券市場の動向に左右されるとみられるが、22日に控えるウォーシュFRB議長の講演を前に様子見姿勢が強まる可能性が高い。7月の個人消費支出デフレーターは市場予想通りだったほか、CPIやPPIに対する反応は大きく動かなかった。
市場の背景には、ウォーシュ議長が政府統計より市場の金融シグナルを優先すべきだと指摘している点や、財政健全化策の具体案が未定であることがある。これにより米金利の動向と円相場の反応が不透明感を伴っている。
本日は日本時間10時半ごろ日銀副総裁の講演が予定されており、9月の利上げを巡る地ならし観は残るものの、発言内容次第では円相場の反応は限定的とみられる。日銀の政策変更が大きくなる兆候がない限り、円安局面の急変は起こりにくいとの見方。