杏輝薬品は2026年上期の連結粗利率を45.4%に引き上げ、前年同期の42.7%から上昇。8月の売上高は前年同月比21.6%増となり、日本向け協業と ASEAN 市場の薬事登録・生産能力拡充を進め、宜蘭のスマート物流センターへ7億台湾ドルを投資する。
9月16日、杏輝薬品は宜蘭で決算説明会を開き、陳至孝副総経理が粗利率と売上の上昇トレンドを強調した。粗利率は2026年上期に45.4%となり、2025年上期比で2.65ポイント改善した。自動化・デジタル化による製造移行や高付加価値原料比率の上昇、製品構成の最適化が要因と説明された。
8月売上高は月間3.1億台湾ドルで前年比21.6%増。1~8月の連結売上高は22.9億台湾ドル、前年同期比5.83%増という結果だった。成長の質として、粗利率の上昇が売上高あたりの粗利の増加につながっている点が指摘された。
説明会の目玉は宜蘭工場地区拡張の正式発表で、スマート物流センターを含む約7億台湾ドルの投資を明らかにした。工場新設と認証取得には最低2年を要する見込みで、予備工場と併せて将来の発展ニーズに対応する判断とされた。
日本との協業ではがん治療薬の受託製造・輸出が出荷段階に入っており、台湾国内の消化器系医薬品販売権を取得したことが示された。今後は自社の生産力と日本プラットフォームを組み合わせ、アジアのサプライチェーンでの品質・能力の信頼を高める方針という。
現金・資金面では2026年上期の現金及び現金同等物が14.76億台湾ドルに増加。約15億台湾ドルの現金をどう配分するかの質問に対して、宜蘭センター投資と生産能力拡充、運転資金・投資ニーズへの対応を挙げた。
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