意徳士科技がFY2026 Q2決算で税引後純利益が前年同期比47%増、EPSは5.25台湾ドルで過去最高を更新。竹東第二工場は来年上半期に稼働開始を目指す。
2026年第2四半期の決算で、意徳士科技の連結売上高は4.28億台湾ドル(約22億円)となり、前年同時期比で約12%増加した。粗利率は41%へ上昇し、営業利益は約1.06億台湾ドル、税引後純利益は1.51億台湾ドルと前年同期比で47%増となった。EPSは5.25台湾ドルに達し、利益成長が売上を上回る構造が示された。
同社は生産能力の逼迫を背景に、竹東第二期工場の完成・稼働を2027年上半期に見据え、第三工場の土地取得も進めている。2025年調達4.33億台湾ドルのうち約79%を工場建設投資に充て、サステナビリティ転換資金調達(グリーンボンド)も活用している。
2ナノメートルプロセス対応の製品供給が進み、主力製品群は全フッ素ゴムシール材を含む前工程部品が拡大。TSMCから「生産支援・ESG協働賞」を受賞するなど、顧客からの評価も高まっている。日本市場では子会社TSSを通じた展開が進み、德鑫聯盟を介した前工程サプライチェーンへの供給拡大も進展している。
決算説明会の後半には下半期第4四半期の「重要情報」の示唆があったが、同社会長は具体的な開示を控えつつ、第三工場の用地確保や今後の布石を強調した。財務指標ではROICが22.88%、ROEが17.33%と同業平均を上回り、負債比率は29%、自己資本比率は71%と財務健全性を保っている。