米国の8月雇用統計を受けてドル買いが再燃し、ドル・円は155円を巡る攻防が相場の鍵として引き続き意識されている。今月中旬のFOMCと日銀決定会合を前に、方向感を探る動きが続く見通しだ。
4日のニューヨーク外国為替市場ではドル・円が156円75銭まで上昇後、155円36銭まで下落し、156円23銭で引けた。米8月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回り拡大、利上げ観測が再燃してドル買いが優勢となった。円の安値圏からは日銀の利上げ観測と円安是正介入警戒感が残り、円の買い戻しも強まった。
7月末の協調介入後の安値155円22銭や5月GW介入時の安値155円03銭が下値の目安として意識されつつ、上値は日銀早期・連続利上げ観測とGPIFの資産配分見直し観測を背景に限定的とみられる。