日経平均はアドバンテストの決算好性で一時843円超高まで上昇したが、サムスン電子の決算後の下落で伸び悩みとなった。
29日午前の東京株式市場で日経平均は小幅に続伸し、前場の取引を6万4131円28銭で終えた。アドバンテストの好決算が指数を押し上げた一方、サムスン電子の決算発表後の株価下落が投資家心理を冷やし、上げ幅は限られた。
寄り付き直後は買いが先行し、一時は日経平均が843円14銭高の水準まで上昇したが、その後サムスンの動向や米 Nasdaq先物の動きで上値が重くなった。個別では半導体関連株の上昇が目立ち、アドバンテストを含む銘柄が総じて堅調だった。
市場関係者の間ではFOMCを無難に通過したとの受け止めが広がり、データセンター投資を巡る懸念が和らいだとの指摘がある。米ハイパースケーラーの資金調達やAI関連銘柄の動向を巡る見方も交錯している。
今後の焦点はAI関連主導の相場が売買代金の増加や物色範囲の拡大につながるかどうかに移る。海外市場ではサムスン電子の動向やアマゾンの決算内容が日本市場の方向性に影響を与える可能性がある。