日清紡ホールディングスは無線・通信/マイクロデバイスを成長ドライバーに事業ポートフォリオを転換する中期計画を公表。2024年は売上が減少したが、営業利益は改善し、2025年は増収増益を見込む。
日清紡ホールディングスは2026年までを見据え、無線・通信/マイクロデバイス事業を投資の柱とする中期経営計画を示し、2035年までに売上高に占める同領域の比率を80%以上に引き上げる方針を明らかにした。併せて、日本無線グループと国際電気グループの強みを生かすシナジー創出を進めることを強調している。
日清紡はニッチな分野での技術力と高い市場シェアを武器に、環境・エネルギー分野の製品開発も推進。銅フリー摩擦材の開発・量産化を進め、環境規制の厳しい市場での競争力を高める戦略を取っている。
環境・エネルギー領域では燃料電池用セパレーターやカーボンアロイ触媒といった脱炭素関連技術の研究開発を積極化。これらは長期的な需要増を見込める分野として位置づけられている。
事業内容は無線・通信、マイクロデバイス、ブレーキ、精密機器、化学品、繊維、不動産の7分野で構成され、2024年は売上高が前期比で減少したものの、営業利益は増加。2025年12月期の通期予想は増収増益を見込んでいる。