鳥越製粉は財務健全性の高さを背景に、精麦事業の成長と株主還元の強化を進める。2024年末の配当性向100%方針と2025年の増収増益見込みが株式市場の注目を集めている。
1887年創業の鳥越製粉は小麦粉を中核にパン粉やミックス製品、精麦、飼料などの多角化を進めており、2024年末の株主還元方針の変更を機に投資家の関心が高まっている。2024年12月期の売上高は261億6千8百万円で前年とほぼ同水準、精麦事業の拡大が利益面を支えた。2025年12月期も増収増益を見込んでおり、成長の軸として精麦が引き続き重要視される。
財務の健全性は高水準で、自己資本比率は約80%と安定している。これにより外部環境の変動にも対応しやすく、長期的には株主還元の強化と成長投資の両立が期待されている。一方で人口動態の影響やグルテンフリー対応など市場環境の変化には留意が必要とされている。
株価動向にはPBRの低さと割安感、そして配当性向100%を含む株主還元策が影響するとの見方がある。2025年12月期の業績予想は増収増益、健康志向の高まりを背景に精麦製品の需要は堅調とみられる。アクティビストの関与も今後の経営効率化や株主施策に影響を与える可能性がある。