大阪有機化学工業は特殊アクリル酸エステルを軸に高付加価値化学品を展開し、少量多品種生産で約200種を提供している。半導体材料を中心に幅広い用途で実績を積み上げ、長期的な収益性の高さが特徴として紹介されている。
大阪有機化学工業は、半導体や塗料、化粧品などの分野で使われる特殊アクリル酸エステルを軸とするニッチトップの化学メーカーである。特に1990年代から半導体市場向けの電子材料事業を強化し、ArFレジスト用原料では世界シェアの一部を担っている。
同社は多品種少量生産に対応できる柔軟な生産体制を強みとしており、カラーフィルター原料やインクジェット表面張力調整原料、トップコート原料といった幅広い用途の材料を提供している。ヘアケア用ポリマーなど機能化学品領域でも製品ポートフォリオを拡充してきた。
売上高は前期実績で362億円、営業利益は61億円、売上高営業利益率は17%を超えた。直近10年では半導体市場向け電子材料の成長により売上が約1.5倍、利益は約4倍に増加している。会社創業は1946年で、長年の研究開発により特殊アクリル酸エステルの提供を軸に成長してきた。
同社は時代の要請に合わせて新しいものを作る柔軟性を経営の柱として強調しており、今後も半導体材料をはじめとした多様な市場での成長を目指している。