リコーと川崎重工がAIを活用して設計業務の知識資産活用を推進する戦略的パートナーシップを構築した。オンプレ環境でLLM/LMMを活用し、設計文書や図面の知識資産と熟練技術者の暗黙知を整理・活用する検証を進める。
背景として、製造業では設計ノウハウや技術文書が企業競争力の源泉である一方、膨大な設計情報の活用不足や熟練技術者の属人化が課題とされている。技術継承と活用の仕組みづくりが重要性を増している。
取り組みとして、川崎重工の設計・技術領域に対し、リコーのAI技術と川崎重工の業務データ・技術文書を組み合わせ、実務環境に即した検証を行う。オンプレミス環境での生成AI基盤としてLLM/LMMを活用し、暗黙知の整理・可視化を検証する。
両社の役割として、リコーは高機密データを安全に活用できるオンプレ対応のマルチモーダルLLMを提供し、Hi.DEENと呼ばれる企業向けAIプラットフォームの活用も想定。川崎重工は長年蓄積してきた技術文書・図面・設計ノウハウを提供する。
今後に向けて、知識資産の有効活用による設計業務の高度化を通じ、日本の製造業の人手不足や技術継承の課題解決に資する知見を蓄積し展開することを目指す。