半導体・液晶向けのプラズマ用高周波電源を開発・製造するアドテック プラズマ テクノロジーは、2024年4月のIRインタビューで成長戦略を示した。ベトナム第二工場の完成による生産能力拡充を軸に、製品ラインの拡充と海外展開を加速する方針が確認できる。
株式会社アドテックプラズマテクノロジーは1985年の創業で、当初は半導体製造装置のコントロール基盤の修理を請け負う下請け型の事業から始まりました。創業者の藤井氏は電気回路設計に強みを持ち、1991年には壊れにくい高周波電源の第1号機を製作し、無償貸与を通じて実績を積み上げた経緯があります。
事業の主力は半導体・液晶業界向けのプラズマ用高周波電源と周波数を調整するマッチングユニットの製造・販売で、売上のおよそ8割をこの分野が占めています。米・英・中・台・韓といった拠点を設け、生産は福山本社での設計開発に加え、ベトナム子会社で主に生産を行っています。
成長戦略として、生産体制の増強が挙げられ、ベトナム第二工場の完成を機に生産能力を大幅に拡大する計画です。また、2024年4月には高周波制御を高速化した新製品Mark5をリリースし、連続出力・パルス出力・アークハンドリング・周波数チューニングを同時搭載したフルデジタルのオールインワンモデルを市場へ投入しました。
今後は日本国内でのポジション確立を出発点とし、世界市場でのシェア拡大を目指します。市場規模の拡大を背景に、シェアを数%上げるだけで売上が100億円規模の伸長が見込まれるとの見通しが示され、海外市場での成長を重視する方針です。