愛知製鋼がさびにくいステンレス鋼材の販売拡大を進め、橋やトンネルなど老朽化が進むインフラに長寿命化の提案を強化。公共工事に加え製薬・食品・新エネルギー分野への用途拡大を目指す。
国内のインフラ老朽化が進む中、愛知製鋼はさびにくいステンレス鋼材を長寿命化を目的に販売拡大させる方針を示している。橋やトンネルなどの補修手間を減らす素材としての活用を提案し、公共工事以外の分野へも需要を広げようとしている。
国土交通省のデータによれば、道路橋は長さ2メートル以上で約73万橋、トンネルは約1万2千本あり、建設後50年を超える道路橋は2025年時点で約42%、2030年頃には約54%、2040年頃には約75%に達する見通しだ。トンネルも25年時点の約28%から40年時点で約52%へと高まる見通しで、自治体の財源や担い手確保が補修や更新の課題となっている。
ステンレス鋼の特性は鉄と比較して耐腐食性が高く長寿命化に寄与するとされ、愛知製鋼は公共工事だけでなく製薬・食品・新エネルギー分野にも用途を広げ、同事業を成長の柱としていく考えだ。