東京市場では円相場が157円台後半でほぼ横ばい。日米の追加介入警戒と実需のドル買いが綱引きし、下値は限定的な動きにとどまっている。
6日午前の東京外国為替市場で、円は1ドル=157円台後半で推移し、前日とほぼ同水準だった。市場では日米両通貨当局による追加の為替介入への警戒感が根強く、積極的なポジション調整は控えられている。
前日の海外市場ではニューヨーク時間に一時157円20銭台まで円が買い戻される場面があったが、引けにかけて157円70銭台へ押し戻された。終値は前日比で円安・ドル高の水準となり、米財政悪化の懸念から円売りが優勢だった。
市場関係者は構造的な問題として貿易赤字や財政不安が解決されておらず、実需のドル買いが相場の下値を限定しているとの指摘を示した。ユーロは対ドルで堅調、ユーロ円は水準を切り上げている。
中東情勢の緊迫化が円買い要因となる可能性がある一方、日米金利差の動向を背景とする円キャリー取引の巻き戻しは一巡しつつあり、157円台を中心としたもみ合いが続くとみられる。ドル円の下値を支える実需筋の買いは今後も継続する可能性がある。