三陽商会は2027年2月期の中間期予想を大幅に下方修正し、売上高と利益の見通しを大きく引き下げた。これを受け株価は3日続落した。
三陽商会は8月28日、2027年2月期の中間期の業績予想を従来の売上高276億円、営業利益1億円の黒字予想、親会社株主に帰属する中間純利益4000万円の黒字予想から、それぞれ売上高を257億円、営業利益を4億円の赤字、当期純利益を4億8000万円の赤字へと大幅に下方修正した。
下方修正の要因として、春夏のプロパー商戦の最終盤となる6月の販売不振が挙げられ、天候不順により売上高は前年同月比92%程度まで落ち、営業利益も前年同期から大きく悪化した。
同社は新社長の平林義規氏の下で事業構造改革を進めるとしており、百貨店への依存度の見直し、ブランド再構築、サンヨー・スタイルストアの新業態による出店強化、百貨店以外の商業施設への展開を加速させるほか、新ブランド「オーレム(AUREME)」も立ち上げて成長機会の創出を目指す。
通期業績予想は据え置いたが、中間期の赤字化を受け今後の巻き返しが焦点となる。下期にはブランド改革や新業態出店、新ブランド展開がどの程度業績回復につながるかが注目される。