週末のニューヨーク市場で円買い・ドル売りが加速し、円相場は1ドル157円台前半へ急伸した。一時は156円台にまで押し上げられ、再度の日米協調介入への警戒感が高まった。
週末25日のニューヨーク外国為替市場で、円買い・ドル売りが加速し、円は1ドル=157円台前半へ急伸した。午後5時時点では157円22銭から32銭のレンジで推移し、前日同時刻比で約1円60銭の円高・ドル安となった。一時は156円台へ上昇する場面もあった。
高市早苗首相は25日に日米首脳会談でトランプ大統領から「円安によって米国の貿易が厳しい」との発言があったと明らかにした。これに併せて片山さつき財務相も「円の過小評価は問題であるという点を再確認した」と説明した。ベセント米財務長官はオンライン会談後、為替市場について緊密なコミュニケーションを維持する重要性を投稿した。
市場では日米両当局が7月末に続いて円買い介入に踏み切る可能性が意識され、円相場は前日夕方の158円台後半から急速に反発した。しかし米国の追加利上げ観測がくすぶり、米債利回りが高水準を維持する中、日米金利差は縮まらないとの見方も浮上しており、介入の効果には不確実性があるとの声も聞かれた。