円相場が一時1ドル153円台まで進み、約半年ぶりの高水準となった。8日の市場動向を受け、片山財務相は秩序ある為替相場の維持へ協調介入を継続する方針を述べた。
8日の外国為替市場で円は一時1ドル=153円台をつけ、約半年ぶりの水準となった。市場関係者は日米の協調介入や日銀の利上げペースの見通しを背景に円の買いドル売りが進んだ。
先週ベッセント財務長官の日銀の利上げ期待を示す発言が追い風となり、今後の展開には1月下旬の水準が152円台前半まで視野に入るとの見方もあるが、中東情勢の動向次第で円安方向に振れる可能性も残る。
片山財務相は閣議後の会見で具体的水準には言及せず、日米の対応方針は協調介入を実施した時点から変わっていないと述べ、秩序ある為替相場の維持へ日米で緊密なコミュニケーションを続ける方針を示した。
今後の注目点としては、円高の進行を背景に金融市場の安定へ向けた日米の協調姿勢と、日銀の金融政策の動向、及び中東情勢の変化が相場にどう影響するかが挙げられる。