FRONTEOのライフサイエンスAI事業「DDAIF」は4本の導出候補を抱え、今期に1〜2本の導出が見込まれる。米国市場への本格進出やAI医療機器の展開も進む。
FRONTEOはライフサイエンスAI事業「DDAIF」を中心に、すでに4本の導出候補パイプラインを保有している。今期中に1〜2本が製薬企業へ導出される可能性があるとされ、線維症を含む複数領域での新規創薬が注目されている。さらにAI医療機器「トークラボKIBIT」の本格展開も進む。
「DDAIF」の中核には豊柴博義CSOが考案した「トヨシバ方程式」を使うAI「KIBIT」があり、数千万件の文献データから創薬成功確率の高い標的分子を迅速に抽出する。従来はCPUのみで解析を行い、仮説生成まで可能としている。
同社はFRONTEO共創型創薬エコシステムを軸に、共創プロジェクト、DDAIF Innovation Bridge、包括的共創モデル、自社研究の4事業モデルを展開。5月にはKIBIT AI Biology Labを開設し、東京科学大学やオクラホマ大学などと連携してウェット検証へとつなぐ体制を整えた。
今期の業績は売上高15億円、営業黒字1億円を見込み、導出と医療機器の本格展開が実現すれば収益規模はさらに拡大する公算が大きい。米国市場への進出や米国拈合アドバイザーの就任など、グローバル展開の強化も進む。