円が急伸する中でキャリートレードが揺らぎ、日銀の利上げ観測を背景に市場のタカ派織り込みが進んだ。クロスボーダー円借入残高は過去最高水準を更新し、円相場は急速に反転する兆しを見せている。
ロイターが伝えるところによると、来週の日銀の利上げを前提に円が急伸する局面で、長年定着してきたキャリートレードが揺らいでいる。市場関係者は、日銀の利上げが確実視される前から巻き戻しが進んでおり、キャリートレードは脆弱な状態にあると分析している。
クロスボーダー円借入残高を国際決済銀行のデータから分析したところ、3月時点で360兆円(約2兆3500億ドル)と過去最高を記録。これがキャリートレードの積み上げとして示され、今後の動向に影響を与える可能性があるとされる。