米大手証券のストラテジストは構造的な円安が続くことで日本株は一段高になる可能性があると指摘した。円安は輸出株や金融株に追い風となると見られている。
米大手証券のストラテジストは、構造的な円安が続くことで日本株は一段高になる可能性があると指摘している。特に円安による業績押し上げ効果を受けやすい輸出関連株や金融株には追い風となりそうだ。
過去には、2024年の日銀の予想外の利上げと円介入で円が急騰し、日本株は特に輸出株・金融株が大きく下落した。しかし現在の環境は当時とは異なり、9月の日銀利上げは織り込み済みで、ドル円は大きく円高に振れた後に戻している。
市場では日銀が金融政策の正常化を緩やかなペースで進めるとの見方が根強く、インフレ対応で後手に回る状態が続くとの見方がある。国債利回りが上昇しているにもかかわらずドル円は160円近辺を推移しており、円高を促す発言は持続的な円高にはつながっていない。
株式市場では円安の恩恵が鮮明で、TOPIXは20%超上昇している。日本企業の好調な決算は円安によって支えられており、今後も対ドルで円安基調が続くことを企業は想定している。