KDDIの株価は9月に3,000円台前半での推移が続く中、日米証券が目標株価を引き上げ。決算短信では2027年3月期第一四半期の売上高・利益が前年を上回る見通しとなった。
9月に入ってからKDDIの株価は3,031円(9月11日)から3,109円(9月17日)へ上昇した後、9月18日には3,060円まで反落する動きを見せ、直近は3,000円台前半での値動きが続いている。日米の証券会社が9月15日〜17日にかけて目標株価をそれぞれ3,320円、3,438円、3,300円へ引き上げた。
同日付の決算短信に基づくと、KDDIの2027年3月期第一四半期は売上高が前年同期比5.1%増の1兆4,873億円、調整後営業利益が21.1%増の3,143億円と大幅な増収増益を達成した。モバイル収入やAI・データセンター関連の成長が利益拡大を牽引しており、通期予想も増収増益を維持、配当も増額が予定されている。
過去12四半期の業績は改善傾向で、純利益率・営業利益率の改善と売上高の拡大が続く一方、自己資本比率は低下気味で有利子負債は増加傾向にある。今後の業績チェックポイントとして、総合的にはモバイル収入の増加とデータセンター・セキュリティ関連の伸長が成長を支える可能性がある一方、情報管理対応や電力投資負担の増加といったリスクにも留意する必要がある。