2030年の日本円は70円台の超円高が想定されるとの見方が取り上げられ、日米協調介入の再発可能性や米国金利の動向が為替市場の焦点となっている。
インタビューで、1ドル163円を超える「壁」が築かれる可能性が指摘され、日米協調介入が再燃すれば円高方向へ進むとの見通しが示された。現在の状況は1985年プラザ合意のような政治的合意に基づく介入とは異なるとの見方が示され、長期金利が米国の動向を大きく左右するとの前提が確認された。
米国の長期金利が低下すればドル安圧力となり、日本銀行の利上げ前後にかけて2026年後半へ向けて円高が進む可能性があるとされた。日銀のこれまでの利上げは為替に大きな効果を及ぼしてこなかったとも指摘され、介入の難しさも再認識された。
韓国ウォンが過去10年で日本円と同様の動きを見せつつ、金融緩和を行わず高い金利を維持しているにもかかわらず弱含みである点など、他国の動向を比較する例も挙がった。今後の為替相場は米国側の政策金利動向次第で左右されるとの見方が強調された。