米国株と世界の株式市場が2日続落し、債券利回りの高止まりとインフレ懸念が投資心理を圧迫した。原油価格の下落が一部の楽観材料となる場面もあった。
米国および世界の株式市場は9月29日に2日連続で下落した。投資家の間では、債券利回りの高止まりや今後のインフレ指標、四半期末の相場変動への懸念が広がったことが背景にある。原油価格の下落は悲観的な見方を一部和らげる材料となったと指摘されている。
第3四半期は相場が大きく変動し、同期間中に原油価格は40%上昇した一方、社債は2022年以来最大の四半期下落を記録した。国債利回りは20年ぶりの高水準に達したが、株価指数は過去最高水準を維持していた。第4四半期にはAI開発の資金動向やFRBの金融引き締め、米中の政策動向などが市場の焦点となる見通し。
AnthropicのIPO関連資料では、売上高の急伸にもかかわらず営業損失が巨額で、企業価値が2兆ドルを超える水準を想定しているとされる。中国製AIモデルとの価格競争が課題となる可能性も指摘される。
消費者信頼感は2014年以来の低水準まで低下しており、名目ベースの成長は堅調な一方で消費者心理の悪化が今後の動向に影響を与える可能性がある。9月30日に発表が予定されている日本の小売売上高、米国のGDP確定値など指標にも注目が集まる。