中部経済連合会は5日、勝野哲会長が辞任し、柘植康英副会長が会長に就任した。JR東海出身者が会長となるのは初めてで、中部エリアの成長投資を推進する方針を示した。
中部経済連合会は5日、勝野哲会長が辞任し、柘植康英副会長が同日付で会長に就任したと発表した。理事会での決定に基づき、2027年6月の定時総会までの残任期を引き継ぐ。柘植会長は名古屋出身で、中部エリアの認識と重点方針を説明した。
柘植会長は7つのテーマとして成長投資、AIを活用した付加価値創出支援、広域連携などを挙げ、名古屋圏を中心とした地域の産業振興を強調した。中部エリアが有する製造業やインフラの強みを踏まえ、さらなる飛躍を目指す考えを示した。
勝野氏は浜岡原子力発電所のデータ不正問題を受け、辞任の意向を表明していたとされ、同日副会長の林欣吾氏も辞任した。中経連の会長職・副会長ポストに中部電出身者が不在となるのは1957年以来となる。これに対し柘植会長は今後の方策を探る意向を示した。
名古屋駅周辺のまちづくりを巡る官民連携にも中経連が関与する方針を確認した。名鉄の再開発を巡る現状への配慮や、周辺地域との協力を前提とした取り組みを進める意向を表明した。