三井倉庫ホールディングスは新入社員を対象にDX実践研修を2026年度から開始する。現場や営業、管理部門を含む新人がAIやRPA、BIの活用を実務に落とし込む方法を学ぶ。
三井倉庫ホールディングスはグループ全体の新入社員を対象としたDX実践研修の開始を公表した。2026年度から実施されるこの研修は、AI推進室が主導し、非IT部門の新人もデジタルツールの活用方法を実地で習得することを目的としている。
研修は生成AI・AIエージェント、RPA、BIツールの3分野を扱い、生成AIでは輸出入書類の自動化や問い合わせ対応の実務適用を安全な利用法と組み込み方と共に学ぶ。RPAでは出荷指示書や請求データの入力・照合、伝票の自動処理を想定した演習が行われる。
BIツールを用いて倉庫内の保管効率や作業進捗、貨物取扱量といった物流データを可視化・分析するダッシュボードの構築も学習対象だ。4月以降に各部門で実務を経験した新入社員を対象に、配属先の課題に即したハンズオン形式で実施される。
同社は現場の知見とITスキルを両立させた“物流×ITハイブリッド人材”の育成を進め、倉庫オペレーションや配送、輸出入、営業、管理業務での業務改善につなげる方針だ。AI推進室は研修後も現場と連携して習得したスキルの実務活用を支援する。