高千穂交易が米XBOWとリセラー契約を結び、XBOWの自律型ペネトレーションテスト製品の国内販売を開始することを発表した。AIが自律的に脆弱性を検証し、証拠付きで報告するという特徴を企業の開発サイクルへ組み込む方針だ。
東京都新宿区に本社を置く高千穂交易株式会社は、米XBOW社とリセラー契約を締結し、自律型ペネトレーションテスト・プラットフォームXBOWの国内販売を開始すると発表した。AIがアプリケーションの侵入テストを自律的に実施し、脆弱性を証拠付きで報告する仕組みを提供する。
背景として、生成AIの普及でアプリ開発が加速する一方、攻撃者側もAIを活用して脆弱性探索を高速化していることが指摘される。AIを用いたA2B攻撃を念頭に、攻撃者視点で検証するオフェンシブ・セキュリティ領域の強化が要請されている。
XBOW社は2024年設立の自律型オフェンシブ・セキュリティ企業で、同プラットフォームはAIがペネトレーションテスターのように調査・攻撃経路を組み立て、独立検証プロセスで検証する。2025年にはHackerOneの米国リーダーボードで自律型システムが人間を上回り1位を獲得した。
同社は2026年3月に1億2,000万ドルのシリーズC資金調達を実施、評価額は10億ドルを超える。高千穂交易は本製品をWebアプリケーションやSaaS、スマホアプリを自社で開発・運用する企業を中心に提供し、2030年度までに100社導入を目指す。