中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇するなか、ドル円は節目の160円を試す展開が見込まれている。7月貿易収支は6490億円の赤字が予想され、原油高が円売り圧力の要因となる見方が強い。
中東情勢を背景に原油価格が上昇しており、外国為替市場ではドル円が節目の160円を試す展開が視野に入ってきた。原油高は日本の貿易赤字拡大を通じて円売り圧力につながるとの見方が強まっている。
今週発表されるとされる7月貿易収支は6490億円の赤字が予想され、6月の赤字4069億円から拡大する見通し。原油価格が現状水準で高止まりすれば8月の赤字も拡大する可能性が高いと見られている。
トランプ米大統領はイランとの戦闘終結に向けた覚書を延長しない考えを示し、オマーンへの爆撃も辞さない姿勢を強調している。米国とイランの緊張が再び高まるなか、原油価格の上昇が続く場合ドル円は160円突破を試す可能性があるとの指摘がある。
日本市場では日銀の利上げ観測や為替介入警戒感が依然としてあり、円相場の上値を抑える要因として意識されている。米国の経済指標はまちまちで、7月小売売上高は予想を下回り、ミシガン大消費者信頼感指数は3カ月ぶりに低下した。