金融庁は、出前館株を巡るインサイダー取引で監視委が課徴金納付を命じる勧告を認めず、違反事実を認めないと判断した。対象はLINE韓国子会社の元社員で、出前館への追加出資を巡る取引に関与したとみられている。
金融庁は9日、出前館株のインサイダー取引を巡る監視委員会の勧告について「違反事実は認められない」との決定を下した。対象となったのはLINEの韓国子会社に勤めていた韓国籍の元社員である。
決定文によれば、LINEによる出前館への追加出資を巡ってインサイダー取引に関与したとされていたが、投資判断に影響を及ぼす事実の伝達を受けたと認めるのは困難と判断された。監視委は2025年1月、元社員に対して課徴金を納付させる命令を出すよう金融庁に勧告していた。