ニレコがIRインタビューで事業概要と成長戦略を説明。制御機器・検査機・オプティクスの3セグメントの現状と、今後の海外展開や成長投資方針が詳述された。
ニレコは長い歴史を持つ計測・検査・制御機器メーカーで、戦前のアスカニア合資会社を前身とし、日本レギュレーターとして設立された経緯を説明した。鉄鋼所向けの制御機器を軸に拡大し、紙や樹脂シート、食品包装フィルムなどウェブ分野へと技術を応用。オプティクス事業への参入は2017年にメガオプトをグループ化、2019年に光学技研をグループ化したのが転機となり、2024年3月期には連結売上高の約20%に達した。
事業は大きく三つのセグメントから成る。制御機器事業はプロセス分野とウェブ分野を統合しており、国内市場で高い実績と市場シェアを保持。検査機事業は二次電池用セパレーターや電極シート、ペロブスカイト太陽電池などの検査ニーズに対応し、農産物・食品分野の検査も行う。オプティクス事業は光学部品の光学研製と、グループ内の光学技術を活かしたレーザ源・医療用光源などを提供している。
ニレコの成長戦略は市場拡大と技術進化の二軸。制御機器事業は国内シェアを維持しつつ海外展開を強化してシェア拡大を目指す一方、検査機事業とオプティクス事業には成長投資を積極的に行い、次世代画像検査やレーザ技術の製品開発を進める。中期計画にはM&Aの具体数値を盛り込まず、適合する企業との提携による追加成長を想定している。
安定した顧客基盤の強化も重要なテーマ。鉄鋼業向けの長年の技術と、ウェブ分野の歴史的ノウハウにより、国内市場で高い信頼を確立。海外市場の未開拓性を活かし、成長投資で検査機とオプティクスの領域を拡張することで、持続的な企業価値の向上を目指す。